ロスカット(損切り)の必要性と利益確定の技術


ロスカット(損切り)の必要性と利益確定の技術

投資において損切り(ロスカット)は必須スキルと言われています。

 

でも、それは本当に必要なことなのでしょうか?また、人によって損切りの定義・認識が違うので、ここでは損切りについて改めて解説することにしました。

 

損切りはする必要があるか?それとも必要ないか?

 

そもそも損切りとは、損失が出ているものを売却する・ポジションを閉じることによって損失の拡大を防ぐために行われるものです。また、マイナスになっているポジションをずっと抱える、塩漬けの状態によって資金を固定することは機会損失にもつながり、損切りすることによって新たな投資にお金を振り向けることができる、と言ったメリットもあります。

 

さて、ここで損切をするべきか?それともしないべきか?について考えてみたいのですが、結論としては、損切は必要です。

 

ただ、ここで注意しなければいけないのは、冒頭に指摘した通り人によって損切りの認識が違うということです。

 

投資手法による損切りの違い

 

損切りの基準は、人によって大きく異なります。どういうことかというと、価格を基準にする人もいれば、ファンダメンタルを基準にするといるということです。

 

例えば、購入価格から10%下がったら売ることを基準にする、会社のビジョンが不明瞭になってきたから売る、と言った感じです。

 

もっと具体的に言いますと、スイングトレーダーがファンダメンタルを基準に売買の判断をしても仕方ないですし、長期投資家が数パーセントの価格の変動にこだわっても意味がありません。

 

損切りの基準

 

損切りの基準は、自分の見込み通りに事が進んでいるのか?をウォッチし、見込み違いであれば切る、ということ。

 

なので、投資スタイルであったり、それぞれのトレーダーの考え方によって損切りの捉え方が変わってきます。

 

損切りを正しく行うためにするべきこと

 

損切りをするということは、事前に予想に反する動きをした、ということです。

 

なので、ポジションを持つ前の準備がおろそかになっていると、損切もあいまいになり、不必要な損失を被ることになると言えます。

 

損切りの具体例

 

短期目線でのトレードであれば、主に価格の動きに着目することになります。例えば、上昇トレンドを見込んで買ったのであれば、トレンドラインを割ったところで売る必要があるのです。

 

また、ゴールデンクロスをしたところで購入したのであればデッドクロスしたときに売る、移動平均線で反発していることに注目してポジションを取った場合は、移動平均線を下抜いた(上抜いた)ところで売る、と言った基準を持ったほうがいいでしょう。

 

一方、長期であれば予想していた配当利回りが得られなくなった時や、予想していた成長率が達成できないと判断したときに売ることになります。

 

価格と言うのは、短期的には噂であったり思惑によって動きますが、長期的にはファンダメンタルズによって左右される、と言うことも合わせて理解しておきましょう。

 

投資家はなぜ損切りができないのか?

 

損小利大はよく言われることですが、投資家はなかなかこれができません。その理由は、下記の通りです。

 

利益よりも損失のほうを大きく評価してしまう

 

損失回避バイアスというものがあるのですが、これは、同じ金額の場合利益を得るよりも損失を被るほうを過大評価するということです。

 

利食いのタイミング

 

投資ではどのタイミングでポジションを取るのかが大切と言われていますが、利食いはそれと同じかそれ以上に難しいものです。

 

利食いとは何か

 

利食いとは、利益確定のことを指します。具体的には、利益の出ているものを売却・買い戻すことです。

 

相場は常に動いているので、利益が出ていてもいつマイナスになるかわかりません。含み益は幻、含み損は現実と言った格言もあります。

 

また、利食いのタイミングによって利益額は左右されるので、非常に重要と言えるでしょう。

 

利食いの方法

 

利食いの方法としては、単純に自分で判断してポジションを閉じる方法があります。例えば、○○円利益が出ているから売ろう、と言った感じです。またその他に、○○%上昇したから売ろう、と言った考え方もあります。

 

加えて、逆指値注文を利用した利食いもあり、最低限の利益を確保しつつ利益を伸ばすことが可能です。この方法の変形版としては、トレーリングストップと言うものがあります。

 

利食いが難しい理由

 

誰でも、儲けそこなうというのは嫌なものです。ここで売って、さらに上昇したらどうしよう、と考えたことがある人も多いのではないでしょうか。

 

みんなが残る中、自分が早々に立ち去った時、そのあとに何かとてつもなく面白いことがあるんじゃないかと後ろ髪をひかれる思いに似ていますね。

 

そういった心理が、利食いを難しくさせるのです。

 

利食いで避けたいこと

 

利食いで避けたいのははや売りです。せっかくいいタイミングで入れたとしても、すぐに利食いするようでは利益を伸ばすことは不可能です。もちろん、投資スタイルによるのは言うまでもありませんが。

 

なので、買値から○○%上昇したから売り、といったような考え方はなるべく避けたほうがいいでしょう。相場は刻一刻と変化するものなので、相場の状況に合わせて判断したほうがいいと言えます。

 

利食いにまつわる相場格言

 

ここでは、利食い売りに関係する相場格言をご紹介します。

 

利食い千人力

 

利食いは、心強い味方と言うことです。

 

利益は確定させなければいつまでたっても絵に描いた餅です。しっかり利益を確定させることが、投資では大切だと言えるでしょう。

 

頭としっぽはくれてやれ

 

底値で買って、高値で売れば最大の利益を得ることができますが、そんなのはとてもじゃないが無理な話です。

 

最大を目指すのではなく、ほどほどのところで降りるのが正解と言えます。


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