分散投資・集中投資のどちらがいいか


分散投資・集中投資のどちらがいいか

株式投資において、『卵は一つのカゴに盛るな』という相場格言があります。これは、複数のカゴに卵を分散しておけば、一つがクラッシュしたとしてもほかのものは守られるから、という意味です。また、分散投資することによってAというものが下がってもBというものが上がり、全体としては変動を抑えられるといった意味もあります。

 

ただ一方で、分散はあまり意味がない、集中投資しないと圧倒的なパフォーマンスを得られない、といった言葉も聞きます。

 

そこで、ここでは分散投資と集中投資でどちらがいいのか、その特徴やメリット・デメリットについて検証していきますので、参考にしてみてください。

 

分散投資・集中投資の特徴

 

分散投資のメリット・デメリット

 

分散投資の優れているポイント

 

・複数の資産を組み合わせることでリスクを減少できる

 

価格の動き方が違う資産(逆相関する資産)を組み合わせることによって、資産全体としてはリスクが小さくなります。例えば、株式だけで組まれたポートフォリオよりも、株式のほかに不動産であったり債券を組み合わせたポートフォリオのほうが、お互いがお互いをフォローすることでリスクを下げられますよね。

 

なお、ここでいうリスクとは危険性ではなく、価格の変動・振れ幅という意味です。そういった意味で、個別での株式投資よりも投資信託のほうが分散投資がしやすい、むいていると言えますね。

 

個別株を複数持っていても、それは結局株式への集中投資、ということになりますから。

 

・判断ミスのダメージを減らせる

 

資産を分散することによって、その投資が失敗したとしても多いなダメージにはなりません。例えば100万円を投資するとして、10この資産に分散投資すれば、最悪10万円がなくなるだけです。

 

分散投資の良くないポイント

 

・収益の最大化が不可能

 

資産を分散させるということは、収益の最大化ができないということです。例えば、年率で+20%を達成できたものがあったとしても、20等分していれば資産全体に対する寄与度は+1%にまで減少します。

 

・資産管理が面倒、煩雑になる

 

資産を分散させすぎると、管理が面倒になります。特に個別株投資をやっている場合、10銘柄位が限度でしょう。100も200も投資していれば、必然的に1つ1つにかける分析時間が少なくなり、売却するべきタイミングなどを逃すことにもつながります。最悪の場合、管理が煩雑で放置、なんてことにもなりかねません。

 

集中投資のメリット・デメリット

 

集中投資の優れているポイント

 

・パフォーマンスの向上が狙える

 

上手くいけば、資産を何倍にも膨らませることができます。

 

・資産の管理が楽

 

少数精鋭なので、1つ1つにかける時間が十分取れます。

 

集中投資の良くないポイント

 

・失敗したら大ダメージ

 

少数精鋭と言うことは、失敗したときのダメージが大きくなるということです。例えば、資産が100万円あったとして、1つの銘柄に100万円突っ込んでその会社が倒産でもしたら、ほぼ資産価値は0になってしまいますよね。

 

なので、集中投資は投資金額を決めてこれを増やすか減らすかの世界であればいいですが、資産を形成していくという意味においては避けたほうがいい投資手法だと言えるでしょう。

 

投資について学べば学ぶほど自分に自信を持ち、負けるわけがない、集中投資すれば大きなお金を稼げるといった気持になりがちですが、それでうまく人はあまり多くはありません。ここは冷静に考え、どういった手法でやっていくのかもう一度考え直すことが大切です。

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