なんとなくの投資から抜け出すために!投資ルールの作り方
あなたの投資ルールはなんですか?私の場合は短期投資家ではないので○○%値上がりしたら売るとか、RSIが○○%になったら買うとかそういったルールはありません。
ただ具体的な売買方針はないのですが、概念的な投資ルールはあります。
私の投資ルール
例えば短期投資家であれば、これこれこうなったらこうするといった細かなルール表のようなものを作って毎日復唱しているなんてこともあるかもしれません。ただ私の場合は長期投資家であり、そこまで厳密な投資をしているわけではない、誇れることではないですがテキトーな投資家なので投資ルールも明文化してません。
が、ここでは頑張って思いつくものをご紹介します。
自分のわからないものには投資しない
投資は自己責任です。たとえ誰かの助言によって損したとしてもその判断を下したのは自分自身なので、自分の失敗は自分で処理しなければいけません。逆にその助言通り投資をして何億と言うお金を稼いでもそのお金はあなたのものです。こんなに稼いだんだからいくらかよこせよと言われる筋合いはないわけです。
その際大切なのは自分が理解できるものだけに投資するということです。理解できないものに投資するということは自分が今何をやっているのかわかっていないということです。そんなこと普通できないですよね。でも投資だと平気でこれをやる人が多いのです。なんとなく儲かりそうだからと手を出し、失敗したら誘ってきたあいつが悪いということを平気でいう人もいますがそれはナンセンスですよね。
投資において私は”自己責任の原則”を大切にしています。
投資しようとする企業について最低限知る
企業分析のやり方にも書いていますが、最低限の分析は投資する前に必ず行います。
かのピーター・リンチ氏は言いました、『分析をせずに投資するのはカードを見ずにポーカーをやるようなものだ(うろ覚え)』と。これでもかと言うほど分析する必要はありませんが、最低限チェックしておくべきポイントは抑えておかなければなりません。
私の場合は、企業業績の推移やビジネスモデル、キャッシュフローの推移と各種指標(PERなど)の確認は最低限しています。
毎日保有株に変化はないかチェック
これは好みの分かれるところかもしれませんが、私は毎日保有株に何か変化はないかチェックしています。と言っても、株価の変動と関連するニュースが出ていないのかを見るだけですが。以前は週末にまとめてチェックしていたのですがそれだと飽きてしまったり忘れてしまってぬけが発生するときもあったのでやめました。
どうせ習慣にするのであれば毎日やっておいたほうがいいでしょう。それは、長期投資家でも同じです。最近は情報の流れが速いので、長期投資なら1カ月に一回株価を確認しておけばいいんだというのは間違いです。
ただインデックス投資オンリーの場合は毎日確認する必要はないでしょう。私も、保有するインデックス投信・ETFについてはその動きを細かく確認するようなことはしていません。
情報のアップデートを欠かさない
情報を詰め込みすぎて頭でっかちになるのも考え物ですが、ある程度経済知識・ニュースは追っていくようにしています。事細かに見る必要はありませんが、アメリカの主要な計ざし表や日本でどのような変化が起きているのかくらいは把握しておいたほうがいいです。
投資アイディアはそこらへんに転がっているものなので、どういった店が流行っているのかと言うことやどういった変化が日本で起きているのかなど、長期的な目線で考えるように普段の生活では心掛けています。
本質を見極める
株価は毎日動いていますが、短期的な株価の動きは思惑によって形成されます。例えば○○と言うゲームが流行り始めたらしいということや、○○が流行っているからここの株も上がるというように人の気持ちが株価形成の主因です。ただ株価は長期的には企業の利益に集約されていくので、短期的な変動に惑わされないように心掛けています。
その企業に投資した理由は何かを明確化しておき、その前提条件が崩れたから株価が下がっているのか、それとも思惑によりただ売られているのかを読み違えないように慎重に判断するというのが私のルールです。
投資ルールの作り方
投資ルールの作り方ですが、これについては明確な答えを出すことはできません。
結局投資は長く続けて自分で経験値をためていくしかありません。その中で自分に適した、自分が無理なく投資できる運用哲学・投資ルールが作れるようになっていくのです。
最後に投資ルールを作っていく過程で大切なことを書きます。それは、立ち直れないほどの傷を負わないということです。一か八かの投資をして株式市場に戻れなくなってしまってはせっかくのチャンスを逃すことになります。最低限その投資が失敗したらどれくらいのお金を失うのかは意識しながら経験を積んでいって、オリジナルの投資ルールを作っていってください。
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