ダウの犬戦略の考察
ダウの犬戦略ってご存知ですか?
ダウの犬戦略とは、名前の通りアメリカの株式指数の一つである『ダウ工業株30種平均指数』を利用したものです。分類としては、割安株投資に入ります。
具体的な手法ですが、毎年決めた期間に、その時点での配当利回り上位10社を購入し、保有し続けるといったものです。そして、また1年経過したら同じく配当利回り上位10社を購入します。入れ替えるといことですね。
これが、ダウの犬戦略の概要です。
ダウの犬戦略を考察してみましょう
ダウの犬戦略について、詳しく分析していきます。
なぜ配当利回り上位10社を購入するの?
配当利回りの計算式ですが、下記の通りです。
配当利回り=配当÷株価×100(%)
では、配当利回りが高くなる条件はどういったものがあるでしょうか?
- 配当金額が高くなったパターン
- 株価が低くなったパターン
もしくは、上記2つが組み合わさったパターンがあります。このダウの犬戦略ですが、株価が低くなって配当利回りが高くなったものを、魅力がなくなったものとして購入していく戦略と言えます。
この投資のポイントですが、あくまで魅力がなくなっただけで、倒産したりする確率が小さいダウの中から選んでいるということです。
ダウの犬戦略のメリット・デメリット
メリットとしては、下記で紹介しているとおり単純に株価指数に投資するより良いパフォーマンスが上げられた(結果論に過ぎないので今後のパフォーマンスは保障できません)ということが挙げられます。
また、銘柄研究をしたりタイミングをみて売買すると言った手法ではないので、投資に時間が割けない・さきたくない人にとってはありがたいといえるでしょう。
一方、デメリットとしては、毎年リバランスをするので仮に利益が出ている場合は税金分資産が縮小することになり、効率が悪くなります。売買手数料も見逃せないところですね。
また、個別株に複数投資していくことになるので、投資資金が小さい内は銘柄選択に苦労しますし、バランスが整わずに思った通りのパフォーマンスとならないことも考えられます。
ダウの犬戦略のパフォーマンスは?
その結果は、ダウにそのまま投資するよりも高いパフォーマンスが挙げられるというものでした。また、S&P500株価指数よりも高いパフォーマンスが得られた、といった結果も出ています。
日本株にも応用可能
最近はアメリカ株投資も容易にできるようになりましたが、税金であったり為替変動の影響が気になるところ。
そこで検討したいのが、日本株での利用です。日本株の場合は、時価総額上位30社、いわゆるコア30の中から選べば良いでしょう。
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