年金は払い損?払わない方が良いの?
社会保障制度に対して不安が高まる中、最近では現役世代の年金の払い損に注目が集まっています。そこで本記事では何年生まれの人から年金は払い損になるのか、そして年金は払わないほうがいいのかと言うことについて検討していきます。
まず初めに生まれた年別の年金の支払額と受取金額のグラフを見てください。
生まれた年別の1人当たりの受取額と負担額
(データ元:内閣府 経済社会総合研究所)
1950年生まれの場合は502万円のプラスとなっており、1955年生まれではとんとん、そして1960年生まれ以降は払い損となっております。こうしてみますと世代間で不公平感があるということがわかります。
ただ上記の計算例は概算であり、何歳まで生きるのかなど個人間で変わってくる点には注意が必要です。
払い損なら払わなくてもいい?
・サラリーマンなどは給与から天引きされている
サラリーマンなどであれば給与から天引きされているため、強制的に年金を収めていることになります。なお年金を受給するためには25年以上納付する必要がありますが、サラリーマンをやめて自営業になった時に払わないとなると今までの分が無駄になってしまいます。
・お得な制度が使えなくなる
ここでは詳述しませんが、年金をしっかり払っていないと確定拠出年金を利用することができなくなってしまいます。これは明らかにもったいないですよ。
・老後以外にも役立つ国民年金
年金と言いますと老後の保証というイメージが強いですが、実は違います。障害を負った時には「障害基礎年金」がもらえますし、死亡したときには「遺族基礎年金」がもらえ、家族(条件有)の生活保障にもなります。
年金は払ったほうがいい
上記の点を考慮しますと、年金はしっかり払っておいたほうがいいのでは?と思います。
なお年金を払える余力がないという人には免除制度もありますので、なるべく払う方向で考えてみましょう。
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