押し目買い・戻り売りのタイミングは?
売買判断の一つに、押し目買い・戻し売りというものがあります。
よく市況解説などでも出てきますし、実践している人も多いので一度は聞いたことがあるのではないでしょうか?
これは、グランビルの法則の一つともいえ、使い勝手がいいので覚えておくといいでしょう。
押し目買いって何?
押し目買いは、上昇トレンドにある相場で、一時的に株価が下がった時買いに入るものです。
押し目買いのタイミング
押し目買いのタイミングとしては、移動平均線に接近したときと、少し割り込んだときですね。
またその他に、上昇トレンド付近に株価が下がってきたときも、そのタイミングになります。利益確定の売りであったり、やや上昇相場に疑問が出て弱含んだところで買いに入る、というものです。
なので、完全にトレンドが転換したと判断できるときや、上がり方が中途半端で上昇トレンド?みたいなときに押し目買いとしてポジションを取るのは辞めたほうがいいでしょう。
その他の押し目買いタイミング
その他の押し目のポイントとしては、フィボナッチ・リトレースメントというものがあります。詳しい説明は省きますが、フィボナッチ比率という節目節目の数字を利用した取引手法です。
計算方法としては高値と安値を結んで、その38.2%、50%、61.8%の水準が節目になるという考え方です。
例えば、安値が100円で高値が1,000円のとき、50%の水準が550円になります。そして、上昇トレンドの中では、どこまで下がるのかという目安になりますし、下降トレンド中はどこまで戻るのかの目安になるというわけです。
戻り売りって何?
戻り売りは、押し目買いとは逆です。下落トレンドにある中で、一時的に株価が上昇したところで売るというものなんですよ。
戻り売りのタイミング
戻り売りのタイミングとしては、移動平均線に接近したときと、少し割り込んだ時です。
またその他に、下落トレンド付近に株価が上昇してきたときもそのタイミングになります。押し目買いと同じですね。
ただ、この場合は下落トレンドの中での話です。
下落していく中で、さすがに下がり過ぎだろうというような値頃感での買いや、反動による買い戻しがあった時に売るというもの。
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