トレーリングストップを使いこなして攻めと守りを両立!
株式投資で難しいのが売り時だと言われていますが、確かにその通りですね。
いつポジションを持つのかそのエントリータイミングももちろん重要なのですが、それに加えて売るタイミング次第では損失が大きくなったり利益が小さくなったり、またその逆もあるわけです。
そこで役立つのがトレーリングストップです。ただ、その説明をする前にまずは売りのタイミングの基本について解説します。
基本的な売りタイミング
売るタイミングがわからないということは、エントリーの理由があいまいだということです。
エントリーの理由がしっかり決まっていれば、その条件が崩れた時に売ればいいだけですからね。
ただ、短期の投資において機械的なロスカット幅の設定(売り時の設定)も重要だと思います。もちろん、きめ細やかな判断をしたほうがいいのですが。
トレーリングストップって何?
話が遅くなりましたが、トレーリングストップと言うのは逆指値を、相場の動きに合わせて変動させるものです。
逆指値って何?
指値と言うのは、例えば100円で指値の買い注文を出したら100円以下になったらその株を買うということですね。一方、逆指値の場合は100円で逆指値の買い注文を出したら100円以上になった時買うというわけです。
これってなんだかおかしいようですが、100円を超えたらさらにその動きが強くなる(ブレイクアウト)だろうと予測したときに役立つんですよ。
また、すでに株を買いで保有していた場合、100円の指値で売り注文していた場合、100円以上になった時に売られますよね。一方、100円の逆指値で売り注文を出した場合、株価が100円以下になった時に売られるんです。
改めてトレーリングストップとは
例えば、買いで株を保有していた場合に100円で逆指値の売り注文を出したとします。
※ トレーリングストップの幅を10円(いくら下がったら売るのか)に設定したとしましょう
その場合、現在の株価は110円で、そこから111円に上昇したとします。この時、逆指値の価格を100円から101円に引き上げるというのがトレーリングストップと言うわけです。
ちなみに、株価が101円から100円に下がったとしても、逆指値は変動しません。ずっと変動したら、いつまでたってもいたちごっこですからね。
トレーリングストップのメリット
トレーリングストップを使うことによって、徐々にロスカットラインを上げつつポジションを伸ばせるのが魅力です。
また、利益を伸ばす際も、最低限の利益を確保しつつポジションの保有を継続できるんですよね。
確かに、機械的なラインが設定されるので損切り貧乏になったり、損失が大きくなる、利益が伸ばしきれないといったデメリットもあります。
ただ、日中張り付くとかできない場合には、役に立ちますし、いい手法です。
トレーリングストップに有効な相場は?
トレーリングストップを使うのであれば、トレンドに沿った取引、つまり順張りがいいでしょう。
相場の流れに逆らう逆張りであったり、もみあい相場では十分力を発揮できません。
相場状況に合わせ、適したタイミングで利用することが重要です。
トレーリングストップ注文が出せる証券会社は?
トレーリング注文を出せる証券会社は、私が探したところカブドットコム証券位でした。
FXであればもう少しあるみたいですけどね。
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