損益計算書で年間収支を把握する
年間余裕資金額=1年間の収入(可処分所得)−年間支出
ちなみに可処分所得とは、年収から”所得税”、”住民税”、”社会保険料(健康保険料、年金保険料など)”といった、必要な出費のことです。つまり手取り収入のことですね。
なお、サラリーマンの方の場合は源泉徴収票から計算することも可能です。
計算方法は?
可処分所得=支払金額−{源泉徴収税額(所得税額)+住民税+社会保険料との税額}
です。ただ、実は住民税は源泉徴収票に載っていませんので、自分で計算する必要があります。算出方法は、簡易的なやり方ですが、12月の給与明細に乗っている住民税を12倍することで把握できます。
可処分所得が把握できたら次は年間支出です。年間支出は、普段の生活費等の支出額×12で計算できるのですが、毎月家計簿をつけてしっかり記録していないという方も多いのではないでしょうか?
その場合、応急処置的な話になりますが、3カ月間の支出を把握し、そこから平均値を類推するという方法があります。または、1年間の貯蓄額がどれくらい増えているのかを調べ、そこから支出額を類推するという方法もあります。
複数の口座を使っているという場合や、借入等があるとわかりづらくなると思いますが、支出をどれくらいしているのかを知ることは大切なので、計算してみましょう。
これで年間余裕資金額が明らかとなりました。この金額が年間に貯めることのできる金額となります。
また、運用を考えた際、年間の損失額=年間余裕額であれば、1年後に年初と同じスタートラインに立っていることとなり、ある意味で現状維持ができるデッドラインと読み解くこともできます。
このことからわかることとしては、現状の貯蓄額を当面維持できればいいと考えるのであれば、年間余裕額程度を失うリスクは取れるということが言えます。
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